- 2022.10.04
- 自動車の豆知識
ハイパーカーの定義とは
スーパーカーとスポーツカーについて別のブログで書きましたが、今回はハイパーカーについて書きたいと思います。
一見すると、スーパーカーと似ていることから違いがわからない方も多く、明確な基準がないこともわかりにくさの要因となっています。
そこで今回は、ハイパーカーとは何なのかを簡単にご紹介していきましょう。
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①ハイパーカーの定義
②ハイパーカーの特徴
③ハイパーカーの代表例
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①ハイパーカーの定義
ハイパーカーと呼ばれるには以下の3つをクリアしている必要があるという説があります。
・最高速度が400㎞/hを超える
・最高出力が1,000馬力以上
・限定生産で希少価値が高い
この3つであればクリアすることはそれほど高い基準ではないように思われるかもしれませんが、エンジン性能を上げるだけではなく、空力性能を高めたりボディに用いる素材などあらゆる角度から最先端のテクノロジーを駆使して設計される必要があります。
しかし、3つの基準をクリアせずともハイパーカーと呼ばれているケースもあり、スーパーカーとハイパーカーの線引きもスーパーカーやスポーツカー同様に明確ではありません。
②ハイパーカーの特徴
スーパーカーと比べてさらに高額であり、一般的にはメーカーの販売価格が億単位となっています。また、生産台数がスーパーカーに比べて少ないのも特徴のひとつです。
2,000馬力や最高時速500km/hに到達するものなど、スペックだけならレーシングカーを遥かに凌ぐ車種もあり、外観もレーシングカーに近いものが多い印象です。
③ハイパーカーの代表例
【国産車】
・トヨタ 「GR010」 など
【外車】
・アストンマーティン ヴァルカン、ヴァルキリー
・ブガッティ ヴェイロン、シロン
・ケーニセグ レゲーラ、アゲーラ、ジェスコ
・パガーニ ゾンダ、ウアイラ
・ポルシェ 918 スパイダー
・フェラーリ FXX、ラ フェラーリ
・マクラーレン P1、セナ
・ランボルギーニ ヴェネーノ、チェンテナリオ、シアン FKP 37 など
ハイパーカーは、1999年に誕生したパガーニ ゾンダから始まったとされています。
ゾンダはパガーニ・アウトモビリ社が開発した車で、スーパーカーやスポーツカーという言葉では表せないくらいの高性能で最先端のテクノロジーが搭載され、それまでのスーパーカーやスポーツカーを圧倒的に上回ることからハイパーカーと呼ばれ始めました。
このようにスーパーカーやスポーツカーをさらに上回るモデルをハイパーカーと呼ぶ風潮があることがおわかりいただけるでしょう。
スーパーカーの定義とスポーツカーの定義については、こちらをご覧ください。
>>> スーパーカーの定義とは
>>> スポーツカーの定義とは